宇野昌磨、ファンの期待を力に…昨年の悔しさ胸に頂点へ【沢田聡子】 (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

宇野昌磨、ファンの期待を力に…昨年の悔しさ胸に頂点へ【沢田聡子】

このエントリーをはてなブックマークに追加
沢田聡子dot.
「ファンの期待」を胸に挑む宇野昌磨(写真:getty images)

「ファンの期待」を胸に挑む宇野昌磨(写真:getty images)

 宇野は練習量の多さで知られている。

 試合で最も大切なのは、もちろん練習の成果を出すことだ。練習では高い確率で成功しているにもかかわらず、試合で失敗が多い4回転トーループにこだわるのは、そのためだろう。今季のテーマである「自分を信じる」も、練習を積んできた自らを信頼して試合に臨むという意味だと考えられる。

「なんかすごく自信があったんですよね」と話した宇野。NHK杯フリー1本目の4回転トーループは、きっと“理想”に近づくための入り口になるはずだ。

 宇野は今季のファイナルにも、ネーサン・チェンと並ぶ優勝候補として臨む。NHK杯の一夜明けた会見で、こんな意気込みを語っている。

「『皆さんの期待に沿った演技をしたい』と、ショートが終わってからも思っていました。これまでの僕だったら、こういう場でも『気にしないようにしよう』とかいろいろ考えていたんですけれど、ちゃんと皆さんの期待を認めて、それに見合った結果を出せる演技をしたいな、とフリーの前はずっと思っていた」

 平昌五輪の銀メダリストは、周囲の期待が背中を押してくれると、受け止められるようになっている。12月6日(日本時間7日)にカナダ・バンクーバーで開かれるグランプリファイナルで、自分を信じて滑ることができた時、宇野は初めて世界の頂点に立つのかもしれない。(文・沢田聡子)

●プロフィール
沢田聡子
1972年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、出版社に勤めながら、97年にライターとして活動を始める。2004年からフリー。シンクロナイズドスイミング、アイスホッケー、フィギュアスケート、ヨガ等を取材して雑誌やウェブに寄稿している。「SATOKO’s arena」


トップにもどる dot.オリジナル記事一覧

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい