山田哲人、坂本勇人の打撃フォームの共通点…高卒選手を一流の打者に育てる方法【八重樫幸雄】 (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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山田哲人、坂本勇人の打撃フォームの共通点…高卒選手を一流の打者に育てる方法【八重樫幸雄】

西尾典文dot.
ヤクルトの山田哲人 (c)朝日新聞社

ヤクルトの山田哲人 (c)朝日新聞社

八重樫幸雄氏

八重樫幸雄氏

「まずは両手のバランスを見ます。だけど、手の使い方だけを指導しても、打ち方は直らないんですよ。ちゃんとバットのヘッドが走るようにバランス良く振るためには下半身の使い方が重要です。実際にスイングする前に腰を少し入れる『絞る動き』ができるようになれば、変わってきます。スイングを見ているとどうしてもバットを持っている上半身の動きに目が行きがちなのですが、あえてそこを見ずに下半身の動きを意識させることで、両手の使い方が良くなることもあります。コーチ時代、選手が不調になると、いろいろなポイントが気になるんですが、まずは下半身の動きをチェックするようにしていました。また、両手の使い方という意味では、バットを水平にした状態で左右に振る練習なんかもよくやります。そうするとグリップが体より前に行かずに、ヘッドを走らせる感覚が分かるようになりますね」

 プロに入ったアマチュア選手がよく苦労すると言われるのが変化球への対応だ。実際に清宮もボールになる変化球に手を出して空振りするケースが目立つ。しかし八重樫氏の持論としては、まずすべきことはストレートへの対応だという。

「よく変化球が打てないと言いますけど、その原因は速いボールが打てないことなんですよ。速いボールに差し込まれるから始動が早くなって、それでタイミングを外されやすくなる。清宮も高校時代にホームランをたくさん打ちましたが、そんなに速いボールを打ったことはないと思います。130キロ台中盤くらいまでは対応できても、一軍のピッチャーが投げる140キロを超えるボールは全然違いますから。これも練習ではなかなか掴むのは難しいです。練習で形を作ったら、あとは試合で多く実戦を経験していくことが重要だと思います。速いボールに対応できるようになれば、打席でも余裕が持てて、変化球もタイミングを外されることなく見ることができるようになります」

 では、現役の選手、また往年の名選手で八重樫氏が高い技術を持っていると感じた選手はどのような選手がいるのだろうか。それぞれのポイントについても聞いた。



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