日本代表監督は「4年任期」がベストなのか? 長期政権の誕生には弊害が多すぎる (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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日本代表監督は「4年任期」がベストなのか? 長期政権の誕生には弊害が多すぎる

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西野朗監督と日本サッカー協会・田嶋幸三会長  (c)朝日新聞社

西野朗監督と日本サッカー協会・田嶋幸三会長  (c)朝日新聞社

 日本代表はワールドカップ(W杯)ロシア大会の決勝トーナメント1回戦でベルギーに敗れて敗退。チームは帰国し、その後の記者会見で日本サッカー協会の田嶋幸三会長、西野朗監督の両者から、今月末を持っての契約満了で西野監督が退任することが話された。

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 当然、あるチームの監督が退任すれば後任を考えなくてはいけない。日本代表もその例外ではなく、現状では日本人監督も外国人監督も報道で名前が挙がっている状況にある。ただ、まずはその任期と長期政権というものについて考えてみたい。

 長期政権が実現するには、当然ながらその間の好成績がなければいけない。ロシアW杯で前回王者でありながら1次リーグで敗退したドイツは、ヨアキム・レーヴ監督の留任を発表した。レーヴ監督は2004年から2年間、ユルゲン・クリンスマン監督の下で代表チームのアシスタントコーチを務め、06年ドイツW杯後に監督となった。それから12年間が過ぎているが、その間にW杯優勝が1回と3位が2回、欧州選手権の準優勝1回に、ベスト4が2回だ。

 同様に、前回ブラジルW杯の1次リーグで敗退したスペインもまた、当時のビセンテ・デル・ボスケ監督が8年の長期政権を築いたチームだった。10年南アフリカW杯で優勝すると、12年の欧州選手権でも優勝。しかし、ブラジルでは上記の通りの結果で、16年欧州選手権はベスト16で敗退していた。そこで、デル・ボスケ監督はチームを去っている。

 まず、欧州にあって日本にない最も良い条件が、2年間に1度のペースで監督を継続するかのチェックポイントが訪れることだ。W杯と欧州選手権が偶数年に代わる代わる開催されることで、次の大きな大会をその監督に任せられるのか、という分かりやすい判断が2年に1度のペースで行われる。どちらも欧州内での予選を経て本大会に進むものであり、真剣勝負の場も豊富で、内容と結果の両面からその戦いを精査できる。長期政権を実現している監督は、当然ながらそのチェックポイントを複数回にわたってクリアしているということになる。

 そして、レーヴ監督やデル・ボスケ監督のように複数回にわたってそのチェックポイントをクリアしていると、思わしくない成績で終わった大会の後に、それまでの実績が買われてもう1度チャンスを与えられることがあるというのが、長期政権が生まれる実際のところだ。



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