特筆すべきはヒゲの長さだけではなく、その安定感と集中力。5月の25試合中、ノーヒットに終わったのは2試合のみ。5月1日のヤクルト戦(神宮)では5回2死満塁からライト線へ同点の2点タイムリー2塁打、翌2日にも3回2死満塁からライト前へ逆転タイムリー。同12日の巨人戦(東京D)では7回2死1、2塁から3ランを放つなど、2死という状況での殊勲打が目立ち、左右両打席で類まれな勝負強さを発揮。得点圏打率は.429という高い数字を残した。

 その他の候補としては、打率.352、8本塁打、23打点のロペス(DeNA)、打率.341、0本塁打、9打点の坂口智隆(ヤクルト)、打率.326、7本塁打、10打点の山田哲人(ヤクルト)などが5月は好調だったが、成績的にはアルモンテが上。交流戦に入ってもいきなり本塁打を放つ活躍を見せたドミニカ共和国出身のスイッチヒッターに、ぜひとも月間MVPを贈りたい。