“言葉”から見えた政治家の「本気」と「持ち時間」 難治がんになった政治記者の視点

書かずに死ねるか――「難治がん」と闘う記者

がん

2018/06/02 16:00

 うまくいかなかった2度の手術。「もう完全に治ることはない」と医師は言った。「1年後の生存率1割」を覚悟して始まったがん患者の暮らしは3年目。45歳の今、思うことは……。2016年にがんの疑いを指摘された朝日新聞の野上祐記者の連載「書かずに死ねるか」。今回は政治家の「必死さ」について。

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 他人を自分の都合で使い捨てる。思わぬ権力が転がり込んだうれしさに舞い上がり、その使い方を誤る。政治家とは、私たちが勤め先で見かける人たちを何人も濃縮したような存在だ。

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