介護施設で一気に衰えが進むことも 老後の理想の住まいは? (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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介護施設で一気に衰えが進むことも 老後の理想の住まいは?

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山下和之dot.#おひとりさま#シニア
※積水化学工業「平屋住宅に関する調査2016」から

※積水化学工業「平屋住宅に関する調査2016」から

 老後を見据えて住まいのリフォームを考えている人も多いでしょう。断熱化、耐震化は必須。それに加えて、上下階移動が少なくてすむ「平屋」にするのもいいかもしれません。週刊朝日ムック「定年後のお金と住まい2018」で、専門家は老後のコンパクトな暮らしを勧めています。

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 将来介護が必要になったとき、有料老人ホームなどの施設を含めた住まい選びが必要になりますが、大切なのが「生活の継続性の原則」。高齢者福祉の先進国・デンマークでは、高齢者福祉の三原則が徹底されていて、そのトップが「継続性」です。いきなり知らない場所の介護施設に移ると、高齢者はなじめず一気に心身の衰えが進むもとになります。そこで自宅をバリアフリー化し、それまでの生活を継続できるようにします。デンマークでは夜間でも、何度でもヘルパーが無料できてくれますから、それが可能なのでしょう。

 日本ではそこまで制度が進んでいませんが、考え方は参考になります。三原則に従って、それまでの場所に住み続ける、それを自分で決める、できることは自分ですることが大切なのです。施設や子どもたちに頼っていては、元気は出てきません。

 最近は、配偶者亡きあと体が弱ってきても、子どもたちに頼らず1人で、あるいは施設などに移って生活したいと考える人が増えています。その場合も、現在の住まいか、その近くで生活するのが一番ですが、そうではない場合には、医療や介護を受けやすい場所、また買い物難民にならない場所などを選択する必要があります。

 配偶者との2人、あるいは自分1人だけなら、より便利な場所で、基本的にフラットなマンションを手に入れるという発想もありでしょう。必要最小限の荷物で、快適な暮らしをすることが特に高齢期には大事です。予算や広さなどの面でダウンサイジングになりますから、それまでの住まいを売却する、あるいは賃貸に出せば、ほとんど負担なしで実行できるはずです。


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