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不妊治療でセックスが義務化 夫婦を再構築する2つの方法

連載「男と女の処世術」

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不妊治療によってセックスが義務としか感じられなくなり、興ざめになっていく男性たち……。セックスレスを解消するためにできることは? (※写真はイメージ)

不妊治療によってセックスが義務としか感じられなくなり、興ざめになっていく男性たち……。セックスレスを解消するためにできることは? (※写真はイメージ)

 たかこさん(仮名)は、「自分は上司や同僚の目を気にしながら、早引けや休みをとらなければいけないのに、夫はのうのうとしていることに怒りすら感じる」といいます。多くの女性が働いている昨今、不妊治療のために仕事を頻繁に早引けしなければならない妻側のストレスは並大抵のものではありません。それは夫には頭で想像できても、体験してみないとなかなか実感できないものです。

 2人が同じように大変ならまだしも、男女に不平等な形でストレスが長時間にわたってかかってくるというのは、夫婦の関係において大きな試練です。もともと、男性は共感が苦手な傾向があるうえに不妊治療においては負担が少ない側なので、負担が多い女性に共感がしにくく、夫婦にきしみが生じてくることも少なくありません。

■セックス「義務」に興ざめ

 セックスも大きな問題です。不妊治療がきっかけでセックスレスになったというご夫婦もよくいらっしゃいます。

 不妊治療では、タイミング法といって、妊娠しやすい時にセックスをするように「指導」されます。夫婦の間のセックスは「この日にしなさい」と第三者にいわれてするものではないですよね。禁欲期間も作らないといけないので、してはいけない日と、しなければいけない日があるのです。これを繰り返していくと、セックスが義務としか感じられなくなり、興ざめになっていく男性がいるのです。

 また、男女の意識の違いも問題になります。昔、気の置けない男たちの宴会で、一人が「今日、しなきゃいけない日なんだ、あっはっは……」といいながら深夜まで大酒を飲んでいました。もちろん、その場に妻がいないから、場を盛り上げるために言った一言なのでしょうけど、妻が聞いたら傷つきますよね。彼は「その日」だからと言って、宴会を断るわけでもなく、節酒するわけでもなかったわけですが、妻は通院しなければならない日は、重要な会議があろうと、大事な同僚の送別会だろうと休まなければならないはずです。


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