本田真凜 (c)朝日新聞社
本田真凜 (c)朝日新聞社

 女優でフィギュアスケート選手としても活躍する本田望結(13)が10月11日、応援サポーターを務める舞台「ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド」のミニライブイベントに出席した。望結は12月15日に行われる初日舞台で、ゲストとしてスケートを披露する予定だという。この日、人気スケート選手で平昌五輪代表を目指す姉の本田真凜(16)について聞かれると、「いつまでも自慢の、大好きなお姉ちゃん」とコメントした。

 望結には、真凜のほかに姉と兄、そして妹がいる5きょうだい。兄・太一(19)、妹・紗来(10)も大会で好成績を残す注目のフィギュアスケーターだ。そんな才能あふれる本田家の一風変わった習慣を、望結は以前、バラエティー番組で明かして話題となったことがある。

「なんでも朝5時に起きて、家族全員でまずアイスクリームを食べてから勉強するというのです。その理由について、きょうだいの父である本田竜一さんは著書『長女を育て、四女に教わった 本田家流子育てのヒント』(プレジデント社)で語っているのですが、朝にアイスクリームを食べることで頭をシャキッとさせることができるそう。同時に脳に栄養となる糖分を素早く補給できるので、まさに一石二鳥というわけです。朝は気力も体力も充実しているので、子どもの才能を拓くにはに一番良い時間帯だそうです」(週刊誌のスポーツ担当記者)

 さらに、真凜が出演した「グッと! スポーツ」(NHK)でも本田家のユニークな教育法が紹介された。両親は、とにかくいいと思ったことは子供たちに何でもやらせたそうで、ピアノや水泳などさまざまな習い事のほか、家の中には滑り台に鉄棒、ジャングルジム、そして本格的な大型トランポリンまであったと真凜は語っていた。

 また、廊下にはずらっと絵本がディスプレイされており、読みたい時にいつでも手にとれるよう配慮。そのおかげか真凜は5才で宮沢賢治の「風の又三郎」を、望結はわずか2才で杜甫の詩「春望」を暗唱できるようになっていたという。番組では、尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏がこの教育法を絶賛。プロからもお墨付きを得た形だ。

 若い日本のアスリートの中には、ちょっと変わった独創的な教育を受けた選手は少なくない。まず、本田家に負けず劣らず、教育熱心といわれるのが、競泳のリオ五輪代表・池江璃花子(17)の母である美由紀さんだ。

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