香川真司、因縁の豊田スタジアムで“存在感”を示せるか? (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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香川真司、因縁の豊田スタジアムで“存在感”を示せるか?

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来るべき本大会へ向けて復活を期する香川(写真:getty Images)

来るべき本大会へ向けて復活を期する香川(写真:getty Images)

「ワールドカップの1年前、このシーズンがすごく大事だっていうのも自分の経験上、感じているので、そういう意味でもね、いいスタートは切れていると思う。それを代表につなげていけるかっていう意味でも、この2試合でしっかりとその勢い、実力を証明していきたい」

 そう語る香川に予選後からワールドカップへの残り期間の中で、個のレベルアップとコンディションをピークに持っていくバランスの難しさについて聞くと「ベースはもう築き上げたものはあるので」と切り出し、そのビジョンを語った。

「個人の技術(の向上)であったり、そういうところのスキルを含めて、僕は望んでない。それ以上に安定しなきゃいけないところはメンタリティであったり、一人一人がピッチの上で表現できるかできないか。来月もありますけど、厳しい相手に対してはそこがひとつ試されると思っています」

 ここまではアジアの予選を突破するというノルマのためにやってきたが、本大会に向かう中では、求められるものが引き上がる分、普段から厳しい環境に身を置いてチャレンジしている香川にとって実力の見せ所となる。それは特徴であるスキルやセンスだけでなく、強い相手と対戦する時の心構えや落ち着きもそうだ。

「この2、3年はアジアでしかやれないという現状があるけど、来月(の欧州遠征)を含めてまだチャンスはあるので、その戦いの中でどれだけまたやれるか。そこが一番大事になってくるのかなと思います」

 くしくも、香川が代表デビューを飾ったのは2008年5月の豊田スタジアム。相手は当時ハリルホジッチ監督が率いていたコートジボワールだった。今回、日本代表の中心選手へと上り詰める契機となった場所で確かな存在感を示し、キャリアの大きな節目とも言えるロシアワールドカップに向けた残り9カ月の良いスタートを切れるかどうか。注目の一戦となる。(文・河治良幸)


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