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パッキャオ、“世界的無名”ホーンとの一戦にキャリアをかける理由

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杉浦大介dot.
復帰戦では無名のホーン(右)と対戦するパッキャオ(左)(写真:Getty Images)

復帰戦では無名のホーン(右)と対戦するパッキャオ(左)(写真:Getty Images)

 6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)の復帰戦が日本時間7月2日に迫っている。現在はWBO世界ウェルター級王座を保持するパッキャオ。昨年11月以来のリング登場となる今戦では、オーストラリアのブリスベンで現地のトッププロスペクト、ジェフ・ホーンの挑戦を受けることになった。

 腑に落ちないマッチメークに感じるファンも多いだろう。16勝(11KO)無敗1分という戦績のホーンだが、世界的には完全に無名。しかもビッグファイトの本場である米国ではなく、いわゆる“ダウンアンダー(地球の裏側の意味。オーストラリアの愛称)”という開催地も意外に思える。

 その背後には、38歳を迎えたパッキャオの商品価値の低下がある。かつてはフロイド・メイウェザー・ジュニア(米国)とともに米国のボクシングファンを熱狂させたパッキャオだが、最近は興行成績もジリ貧。今後の方向性を模索していたところで、オーストラリアのプロモーターがリング登場の話を持ちかけてきた。異国での開催なら、パッキャオの名前ゆえにビッグイベントになる。実際に今回の試合には、5万人前後の大観衆が集まることになりそうだという。

 黄昏期にいるビッグスターの海外ファイト。そういった少々微妙な背景で行われる一戦の見どころはどこにあるのか。最大の注目ポイントは、シンプルにパッキャオの久々のKO勝利がなるかどうかに尽きる。

 かつてはオスカー・デラホーヤ(米国)、ミゲール・コット(プエルトリコ)、リッキー・ハットン(英国)、マルコ・アントニオ・バレラ、エリック・モラレス(ともにメキシコ)といった世界的な強豪を倒しまくったパッキャオだが、2009年11月を最後にKO勝ちから遠ざかっている。戦いぶりに迫力がなくなったことが、注目度低下に拍車をかけている感は否めない。

「KOは流れ次第。予想はしないけど、ファンを喜ばせるためにベストは尽くすよ。ホーンが打ち合いを望めば、KOもあるかもしれない」


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