羽生だけじゃない! フィギュアスケートで“アジア系選手”が強いのはなぜなのか? (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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羽生だけじゃない! フィギュアスケートで“アジア系選手”が強いのはなぜなのか?

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四大陸選手権で表彰台に上がった羽生結弦(左)、ネイサン・チェン(中央)、宇野昌磨(右)(写真:Getty Images)

四大陸選手権で表彰台に上がった羽生結弦(左)、ネイサン・チェン(中央)、宇野昌磨(右)(写真:Getty Images)

 今季前半のクライマックスだったグランプリファイナル(フランス・マルセイユ 2016年12月9~11日)・男子シングルでは、4連覇を果たした日本の羽生結弦をはじめ、2位に中国系アメリカ人であるネイサン・チェン、3位に日本の宇野昌磨が入り、表彰台をアジア系の選手が独占した。

 ソチ五輪で銀メダルを獲得、休養後復帰した中国系カナダ人のパトリック・チャン、またソチ五輪銅メダリスト・カザフスタンのデニス・テンもトップ選手として活躍を続けている。また昨季の世界選手権では中国のボーヤン・ジンが3位に入っており、近年の男子シングルではアジア系選手の台頭が著しい。

 女子シングルでは現在ロシア人選手の強さが目立っているものの、2010年バンクーバー五輪で韓国のキム・ヨナが金メダル(ソチ五輪では銀メダル)、日本の浅田真央が銀メダルを獲得しており、シングル種目でのアジア系選手の強さは実証済みだ。

 そのバンクーバー五輪前に、当時国際スケート連盟(ISU)の会長(現在は名誉会長)だったオッタビオ・チンクアンタ氏が、ロイターの電話取材に対し、スケート競技におけるアジア勢への期待を語っている。ロイターの記事では、アジアでトップレベルの大会を開催することを提案したのは自分自身だとチンクアンタ氏が述べたことを伝え、さらに「結論から言うと私は正しかった。ショートラックのスピードスケートとフィギュアスケートを中心に、アジアの技術は向上している。今や、バスケットボールやサッカー以上にスケートがアジア選手に向いたスポーツであると理解されている」というコメントを掲載している。スピードスケート出身のチンクアンタ氏はスケート競技全般について語っているのだが、フィギュアスケートについても先見の明があったと言うべきだろう。

 当時(2010年2月)、中国メディア・新浪網は「アジア系が制覇する女子フィギュアスケート=その五つの理由」という記事を掲載し、その理由を以下のよう説明している。

1.ルールの変更(コンパルソリーの廃止によりジャンプの重要性が高まり、小柄な体と機敏さを持つアジア系選手には有利になった)

2.身体的条件(アジア人の体は機敏で柔軟、脂肪の少ない食生活は減量に有利)

3.家庭教育(アジア系は教育重視で子どもを厳しくしつける)

4.努力と自律(自らを律し努力する姿勢)

5.文化(アジア系選手はコーチや家族と深い関係を築く、日本・韓国でのスケート場の増加)(Record chinaより引用)


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