「もともと、橋本は清純派として芸能活動を始め、その後、周囲の反対を押し切りセクシーキャラに転換したという過去はあります。ですから、いまさら『キャラ変更』はないと思います。今回出演する映画『破門 ふたりのヤクビョーガミ』ではキャラ通りの愛人役を演じる一方、初主演となる7月に公開された映画『イブの贈り物』では介護士役で、見習いの青年と老女の恋を見守りながら、自身も青年のことが好きなってしまうという切ない純愛を演じています。本人も『私も演じていて何度も涙が止まらなくなるシーンがありました』と語るほど。愛人から純粋な女性まで演じ、女優としての幅を確実に広げているように思います」(スポーツ紙記者)

 映画でもさまざまな役を演じる橋本。そんな中、演技力を身につけ評価されれば、息の長い女優として生き残れるということか。

「実際、グラビア出身で今や名女優の仲間入りを果たした小池栄子(35)という前例もあります。小池も悪女や殺人犯、良妻まで多種多様な役を演じ、演技力が評価されています。また、映画『八日目の蝉』で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞した実力派で、最近でもドラマ『世界一難しい恋』(日本テレビ系)で若社長を見守る秘書を演じ、脇を固める好演をみせました。橋本も小池も、迫力のあるボディーに独自の存在感があり、グラビアでトップをとった経験もあるので共通点が多い。橋本は愛人キャラということで壇蜜(35)と比較されがちですが、目指しているのは小池のようなポジションだと思います」(同)

 グラビア出身から名女優の道を歩き始めつつある橋本マナミ。今後もどのような役に挑戦するのか注目したいところだ。(ライター・丸山ひろし)