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名実ともに“理系最強” 過熱する医学部人気の「深層」(2)

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チャート3:留年者数(1年生)の推移全国医学部長病院長会議「医学生の学力に関するアンケート調査結果報告書」から※補正留年率は定員増以前の留年者数平均を100として定員増を勘案したもので、四捨五入している。※調査対象は継続的にデータが収集できている53大学(国立30、公立2、私立21)である。(週刊朝日ムック『医学部合格「完全」バイブル2017』より)

チャート3:留年者数(1年生)の推移
全国医学部長病院長会議「医学生の学力に関するアンケート調査結果報告書」から
※補正留年率は定員増以前の留年者数平均を100として定員増を勘案したもので、四捨五入している。
※調査対象は継続的にデータが収集できている53大学(国立30、公立2、私立21)である。
(週刊朝日ムック『医学部合格「完全」バイブル2017』より)

チャート4:休学者数(1年生)の推移全国医学部長病院長会議「医学生の学力に関するアンケート調査結果報告書」から※補正休学率は定員増以前の休学者数平均を100として定員増を勘案したもので、四捨五入している。※調査対象は継続的にデータが収集できている50大学(国立28、公立2、私立20)である。(週刊朝日ムック『医学部合格「完全」バイブル2017』より)

チャート4:休学者数(1年生)の推移
全国医学部長病院長会議「医学生の学力に関するアンケート調査結果報告書」から
※補正休学率は定員増以前の休学者数平均を100として定員増を勘案したもので、四捨五入している。
※調査対象は継続的にデータが収集できている50大学(国立28、公立2、私立20)である。
(週刊朝日ムック『医学部合格「完全」バイブル2017』より)

 近年、理数系の秀才たちがこぞって進学している医学部。人気が過熱する一方で課題も出てきた。「偏差値重視」の“弊害”なのか、勉強はできるがコミュニケーション能力に欠ける学生がいるという。

 週刊朝日ムック『医学部合格「完全」バイブル2017』では、その実態を探った。その内容を二回に分けて配信する。第二回では、医学教育に携わる関係者への取材を通して医師の適性を明らかにし、医学部が取り組んでいる教育内容に焦点を当てる。

※名実ともに“理系最強” 過熱する医学部人気の「深層」(1)よりつづく

■医師として求められる基本的な資質

 一体、どのような医師が求められているのか。

 医学部を所轄する、文部科学省高等教育局医学教育課では、各大学の共通教育内容である医学教育モデル・コア・カリキュラムとして、「医師として求められる基本的な資質」(2010年度改訂)を8項目に分けてまとめた。

(1)医師としての職責
(2)患者中心の視点
(3)コミュニケーション能力
(4)チーム医療
(5)総合的診療能力
(6)地域医療
(7)医学研究への志向
(8)自己研鑽

 このうち、(1)~(3)が「適性」にかかわる項目となる。

 同課企画官の佐々木昌弘さんはこう話す。

「これらの項目は、医師を目指す皆さんだけでなく、広く国民にとって当然のことと思います。一方で、教育の観点からすると、能力は測れるが、心は測れないという困難が伴います。そこで、心の部分も求められる医師としての適性を、評価可能な形に、今年度中に改訂する予定です。たとえば、コミュニケーション能力では、医療内容をわかりやすく説明する、患者やその家族との対話を通じて良好な人間関係を築く、という形で評価可能だと思います。これをどう教育し、測定・評価するかは、各大学の腕の見せどころですし、それを大学選びの参考にしてほしいと思います」

 前述の(1)と(2)を補足すると、(1)医師としての職責とは、豊かな人間性と生命の尊厳についての深い認識を持ち、人の命と健康を守る医師としての職責を自覚することである。

(2)患者中心の視点は、「人と接するのが好きではない」と対極の立場にある。患者とその家族の秘密を守り、医師の義務や医療倫理を順守し、患者の安全を最優先して患者中心の立場を貫くことだ。

■医師の適性にかかわる留年率と休学率の高さ

 医師としての適性は医学教育にかかっている。それに対して医学生はどう応えて、適性を身につけているのだろうか。


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