保活“激戦区”の現実 ――3回も経験したキャリアコンサルタントに聞く (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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保活“激戦区”の現実 ――3回も経験したキャリアコンサルタントに聞く

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都市部での「保活」は厳しさを増すばかりだ。※写真はイメージ(撮影/山本倫子)

都市部での「保活」は厳しさを増すばかりだ。※写真はイメージ(撮影/山本倫子)

■周囲の助けがあってこその両立生活

 保活は大変でしたが、復帰してからの生活はさらに大変でした。とくに最初の半年は子どもが熱を出してたびたび呼び出されるうえに、私自身も出産前との働き方の違いに対応できず、ストレスフルな毎日。

「この悩みは『成長痛』なんだ! きっと新しい自分にたどり着けるはず」と自分を鼓舞しながら働き方を効率よくし、少しずつ新しい生活に慣れていきました。

 育児と仕事の両立は、周りの手を借りないとできません。私自身、出産前はどちらかというと自分で頑張るタイプでしたが、夫をはじめ双方の両親など、頼れる人には頼り、園で出会ったママ友とも助け合うようになりました。

「お願い上手」とはまだまだ言えませんが、そうなれることも大事なスキルだと思います。

 復職1年目に悩んでいたとき、上司からの「人は色々な役割を持ってこそ人生が充実するものだよ」という言葉に励まされたことを思い出します。今は子育てと仕事の両立を心から楽しめるようになりました。

 改めて、あの時期を乗り越え仕事を続けてきてよかったと思っています。

<「保活」へのアドバイス>
・「認可」絶対主義の視点を変える
 認可園以外でも素晴らしい園はたくさんあります。小規模保育のアットホームな雰囲気、園庭のない園ならではの工夫が施されたお散歩など、園ごとの特長をチェックしましょう。

・保活は夫婦で取り組む
 保活は復職後の生活に向けた心の準備期間でもあります。夫婦で復職後の生活に向けたイメージを共有しながら一緒に取り組むと、新生活がスムーズにスタートできます。

・周囲に仕事への思いを伝えよう
 自分がどのような仕事をし、どういう思いで取り組んでいるのかなどを、夫や父母、職場の人など周囲の人に話し理解を得ておくと、サポートが受けやすくなります。

小倉環(おぐら・たまき)
キャリアコンサルタント。専門は若年者、女性のキャリア支援。「All About」で女性のキャリアプランのガイドを務める。共著に『まるごとわかる保育園』(自由国民社)

※AERA with Baby2015年8月号より抜粋


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