嫌なことがあったら、寝る (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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嫌なことがあったら、寝る

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大谷由里子dot.#ごきげんに生きよう
マンガ/上大岡トメ

マンガ/上大岡トメ

 年齢を経てますます大切なのは、毎日を機嫌よく過ごす力「ごきげん力」ではないでしょうか。

 人生いいこともあれば、悪いこともある。馬が合う人もいれば、合わない人もいる。でも、どんなときでも「ごきげん力」さえあれば、大丈夫。

 元吉本興業の名物マネージャーで、現在、「笑い」や「元気」などをテーマに年間300回ものセミナー・講演を行う大谷由里子(51歳)さんがお送りする「ごきげんに生きるために大切な習慣」。

 大人気イラストレーターの上大岡トメさんのコラボ4コマも同時連載中です!

*  *  *
 わたしは、幼い頃から母にこう教えられた。

「嫌なことがあったら、ぐっすり寝たらいいねん。朝になったら忘れてるから」

 だから、嫌なこと、つらいことがあると、とりあえず寝るようにしている。

 不思議なもので、朝になったら悩みなんて忘れていることもよくある。

 それどころか、悩んでいたことさえ忘れていることもある。もちろん、そんな楽な悩みばかりじゃない。

 それでも、一晩寝るだけで前向きな考えになったり、新しいアイデアが出てくることも結構あった。

 だから、どうしょうもないとき、とにかく、寝るようにしている。

 阪神大震災の時もそうだった。当時、イベント会社を経営していたわたしは、たちまち資金繰りに行き詰った。

 入ってくるお金が無くても、出て行くお金はいっぱいある。

 社員に給料も払わなければならないし、社会保険もコンピューターのリースも払わなければならない。

 毎日、怖かった。

「いつ、終わるのだろう」

「どこまでお金に追われるのだろう」

 そんなことを考え出すと眠れなくなる。だから、とにかく体を動かした。

 神戸まで歩いて行ったり、会社の掃除をしたり、会いに行けるお客さんにはどんどん「お見舞い」と言って会いに行った。

 体を動かすと眠れる。

 そして、明るく元気にお客さんのところに行くと、

「君の会社、大丈夫か?」

「支払い、早めてあげようか?」

 など、優しい言葉をかけてくれるお客さんにたくさん出会った。

 たくさんのお客さんに助けてもらった。

 そして、お客さんに言われた。


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