ハバロフスクの収容所を社会党の左派の議員団が訪れ、帰路、香港で記者会見を開いた。山本幡男の遺書をとりあげて打電した毎日新聞、1955年10月7日付の記事。
山本幡男の長男山本顕一。埼玉県ふじみ野で。
山本幡男がラーゲリで描いた絵は、モジミの墓参が許された1961年以降、ソ連から返還された。父親に対してずっとわだかまりをもっていた顕一は、これらの絵を見て、初めて氷が溶けるようにして父親のことを見ることができるようになったという。