優雅な阪急三宮ターミナルビルを背景に布引線を走る3系統須磨駅行き市電。国鉄(現JR)三ノ宮駅頭には80系湘南型電車の姿も見える。三宮阪神前~三宮阪急前(撮影/諸河久:1968年4月2日)
シックな建物が林立する栄町通にはモダントラム700型がよく似合う。神戸で最初に市電が走った栄町通は、開業当初からのセンターポール方式を保持した路線だった。栄町四丁目~栄町五丁目(撮影/諸河久:1964年2月10日)
神戸市電が堅持した救命設備。手前がストライカー(排障器)で、その奥にフェンダー(救助網)が見える。ストライカーに障害物が当たり後退すると、フェンダーが線路面まで降下する。和田車庫(撮影/諸河久:1971年1月6日)
栄町線を走る大阪市電から導入した100型市電。大阪型はストライカーのみの装備で、神戸市では短命に終わった。裁判所前~元町六丁目(撮影/諸河久:1964年8月4日)
六甲山系を遠望して楠公東門線を走る1系統板宿(いたやど)行き市電。神戸市電は全15系統のうち、1系統(板宿循環)を始めとして、八系統が循環系統だった。楠公前~大倉山(撮影/諸河久:1964年2月10日)
山手上沢線を石屋川に向かう7系統の市電。この406は401型唯一の残存車で、貴重な存在だった。背景が「兵庫県庁」で、右側が「兵庫県議会議事堂」の建物だ。下山手五丁目~下山手四丁目 (撮影/諸河久:1964年2月10日)