「今のように官僚それぞれの個性もわかっている長期政権が(官僚の)人事に介入すると、各省が官邸の評価を気にするようになってしまう」と経産官僚出身の松井孝治慶應大教授(元民主党参院議員)は言う(撮影/写真部・東川哲也)
財務省/かつて首相の筆頭秘書官を出すのが通例だった財務省だが、現在はその影響力が落ちているとも言われる(撮影/今村拓馬)
経済産業省/経産官僚の今井尚哉氏が首相のスケジュール管理をする政務秘書官につくなど影響力が増しているとされるが、「経産省出身者は官邸に入っても組織の利害を代弁しない」とみるOBも(撮影/今村拓馬)