1975年の都知事選挙での石原慎太郎。沢木耕太郎の「シジフォスの四十日」は文春文庫の『馬車は走る』に収録されているが、残念ながら絶版中。読みたいと思う読者は、中古本で読むといい。
『太陽の男 石原慎太郎伝』は、『ピカレスク』で太宰治を、『ペルソナ』で三島由紀夫を書いた猪瀬ならではの、作家がどうスターダムにのし上がっていくかも描かれていて面白い。