岩田健太郎(いわた・けんたろう)/1971年、島根県生まれ。島根医科大学(現島根大学)卒業。神戸大学医学研究科感染治療学分野教授、神戸大学医学部附属病院感染症内科診療科長。沖縄、米国、中国などでの勤務を経て現職。専門は感染症など。微生物から派生して発酵、さらにはワインへ、というのはただの言い訳なワイン・ラバー。日本ソムリエ協会認定シニア・ワインエキスパート。共著に『もやしもんと感染症屋の気になる菌辞典』、『ワインは毒か、薬か。』など
高峰が試みた麹菌を使った発酵は別のところで役に立っている。ビールも麦芽(モルト)を使って作った蒸留酒だ。そして、麦芽を使わずに合成酵素で大麦エキスを糖化して作ったのが発泡酒だ。(写真:Getty Images