吉本興業の所属タレントを対象にオーディションが進められてきたアイドルグループ「吉本坂46」のメンバーが8月20日に発表された。
センターを務める「トレンディエンジェル」斎藤司ら46人が選ばれたが、コンビ揃ってメンバーに選ばれたのが「シャンプーハット」のこいでとてつじ。関西ではテレビ・ラジオ合わせて10本以上のレギュラーを持つ超売れっ子コンビだ。
「シャンプーハット」とは番組共演などの機会も多く、こいでとは草野球のチームも一緒。また、てつじは漫才コンビ「メッセンジャー」のあいはらと僕がやっているトークイベントで頻繁にゲスト出演をお願いするなど、公私ともに付き合いの深いコンビとなっている。
これまで何回も取材をし、プライベートでもいろいろな話を聞いてきたが「なぜ、東京に行かないのか」。今回、改めて取材メモを振り返ってみると、なんとも含蓄のある言葉が連なっていた。
「『東京に行きたい』と思ってお笑いの世界に入ったのではなく『面白いことをしたい』と思って入った。ここが根本です。逆に言うと、面白ことができるのであれば、それが東京でも、北海道でもどこでも構わないんです。ただ、今は大阪の人が僕らのことを面白がってくれて、興味を持って呼んでくれて、僕らが面白いと思うことをやらせてくれる。だから、必然的に大阪でお仕事をやらせてもらっているんです」(こいで)
こいでは競馬やイラストを得意とし、8月9日には漫画本「パパは漫才師」も出版した。また、てつじは大阪・東心斎橋に人気つけ麺店「宮田麺児」もプロデュース。関西きってのグルメ芸人としてグルメ本「関西グルメ王の人生が変わる店」も出している。それぞれの趣味が仕事と密接に関わりあっているコンビでもある。
「僕が食べ歩くお店は基本的には関西のお店ですし『宮田麺児』があるのも心斎橋。そして、こいちゃんがイラストの個展をするのは難波。仕事と趣味が関わっているという僕らの特徴からしても、大阪にいることが『面白い仕事』をしやすくなることにつながるんだろうなと思います」(てつじ)