
■同じマンションに住み、お互い嘘の職業を伝えていた
7月に発表された「2018年上半期ブレイクタレントランキング」(ニホンモニター調べ)で見事、3位にランクインしたお笑いコンビ・ガンバレルーヤ。昨年上半期の出演本数が21本だったのに対し、今年上半期は118本と約5倍も増加したというから、まさに飛ぶ鳥をおとす勢いの人気コンビだ。
しかし、コンビの結成のきっかけは偶然だった。2人が出会ったのは、意外にもNSC(吉本興業の養成所)ではなく、当時、2人が別々の部屋に住んでいたマンションのエレベーター。しかも、そのきっかけはまひる(24)の「便秘」だったというから面白い。
大阪で引っ越したマンションが偶然にも一緒だったという2人。そのエレベーターの中で、便秘での腹痛に耐えられずうずくまっていたまひるに「大丈夫ですか?」と声をかけたのが、よしこ(27)だったのだ。その後、よしこが便秘に効くとキンピラゴボウを作ってまひるの部屋に持参していった。それをきっかけに、よしこの方から「一緒にご飯食べませんか」と電話をするようになり、毎日のように一緒にいる仲になったという。
「仲良くなった2人ですが、お互いなぜ大阪に来たかについては隠し合っていたそうです。よしこさんは『訪問介護をしている』、まひるさんは『ソフトボールの実業団に所属している』とそれぞれ嘘をついていたといいます。ところがNSCの入学式で遭遇。お互いに薄々気づいていたそうなんですが、『やっぱりそうなんだ!』と合点がいったようです。先日、『メレンゲの気持ち』(8月18日放送、日本テレビ系)でコンビ結成直後の写真が公開していたのですが、20kgくらい痩せているよしこさんの姿にスタジオからは驚きの声があがりました。高校時代はギャルサーに入っていたそうで、失礼ながら(笑)、今とはだいぶ違った印象でした。MCの久本雅美さん(60)もかわいいと褒めていました」(テレビ情報誌の編集者)
お笑い界にはガンバレルーヤだけでなく、偶然の出会いがきっかけでコンビ結成にいたった例が少なくない。綾部祐二(40)のアメリカへの拠点移動に伴い、コンビでの活動を休止しているピースも、偶然の出会いがきっかけだった。
当初はそれぞれ別の相方と組んでいた綾部と又吉直樹(38)。綾部はコンビを解散し、ピン芸人や裏方の仕事をしており、又吉も同時期にコンビを解散。又吉はなんと芸人をやめて僧侶になると言っていたが、説得してお笑いの世界にとどまらせたのが綾部だという。その後、綾部が又吉に『お茶をしよう』と電話をかけると交差点の反対側に又吉がいたり、明け方バイクで走っていて、信号で止まるとその横断歩道を又吉が渡っていたりと偶然が重なる。極め付きは、めったに本を読まない綾部が、なんとなくブックオフに入ってみると、又吉が店内で立ち読みをしていたのだ。1カ月の間に3回も偶然出会ったことに運命と感じた綾部が、コンビを組もうと又吉を誘ったという。