日本時間3日午前、優勝候補のベルギーと激闘の末、2-3で敗れた日本代表。
試合後、ミックスゾーンでMFの乾貴士(ベティス)がインタビューに応じ、悔しい思いをぶちまけた。その一問一答全文は以下の通り。
――ロシアW杯を振り返ってみて。
急きょの監督交代でこの大会を迎えましたけど、僕自身はたぶんハリルさん(ハリルホジッチ前監督)なら選ばれてなかったと思いますし、試合に使ってもらえることはなかったと思います。
(この結果は)ホントに悔しいというか、いまは言葉が出ない。自分自身は大会前にケガして、いきなり手術という風に言われましたし、その時点で1回W杯を諦めないといけなかったんですけど、(5月18日に発表された国内最後のテストマッチ・ガーナ戦に向けた)27人のメンバーに入れてもらい……。そこから手術以外の方法でケガを直していく方法を取りましたが、最初はひざも曲がらない状態でしたし、自分をギリギリまで待ってくれて最終23人のメンバーに選んでくれた感謝の気持ちをこの大会にぶつけたいという思いがありました。
最初はサブ(控え)で考えられていたと思います。けど、(6月12日のW杯前最後のテストマッチの)パラグアイ戦でいいアピールができて、チームとしてもそこで一致団結できた。自分自身にとっては大きな自信にもなりましたし、その勢いで大会に入らせてもらってすごくいい大会になりました。
ただ、結局勝ったのは10人のコロンビア戦だけでほかの試合は1つも勝てなかった。勝てそうで勝てない試合がこれだけ続くと、やっぱり出ていないメンバーにも申し訳ですし、ここまで来てくれたサポーターに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
悔しいし、こういう負け方は特別。後半の立ち上がりは自分たちのペースで行けて2点を取れたまでは思惑通りでした。(1次リーグ最終戦の)ポーランド戦でいろんなことを言われましたけど、今日は勝ちに行く姿勢を見せることができたのはよかったと思います。でも、やっぱり勝たないと意味がないし、勝ちたかったですね。