整形をオープンにする芸能人が増えてきたが、それでもまだ否定的な発言もある。中には、悩みを解消したはずなのに、整形をしたこと自体がコンプレックスになっている人もいる。
そんな中、ある女性のツイートが大きな話題を呼んでいる。
「整形したとこまとめました(中略)120%努力と金の力で作られた自分の顔面が愛しい! 自分のコンプレックス殺すために人生で1番頑張ったことが整形だから隠したく無いし、堂々と整形だよって言いたい」
このツイートは29日時点で4万7千リツイート、13万以上の「いいね」がつき、「堂々としたところに感動しました」、「勇気をもらった」といったポジティブな反響が目立つ。
AERA dot.編集部では、ツイートをした明治さんを独占インタビュー。「死を覚悟した」という整形の過酷さと引き換えに「理想の顔」を手に入れた「幸せ」を語ってくれた。
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――初めて整形をしたのは?
大学3年生のときに二重にしました。それまではずっとアイプチ(糊状の液体を塗り、一重を二重にできるアイテム)。整形しようって思ったのは、すごくくだらないけど、好きな人と一緒に温泉に行くことになって、スッピンを見られたくなかったから。旅行までに整形をしようと。
――アイプチをする前から「二重になりたい」って思っていたんですか?
頭おかしいと思うんですけど、中学のときは自分のことを可愛いって思ってたんですよね。アニメが好きで、ツインテールにして自分もアニメのキャラクターみたいな存在だって思ってました(笑)。大学に入るまでオシャレには無頓着。
――無頓着だったけど高校に入ってアイプチをして、大学では整形を。
大学に入って、メイド喫茶でバイトを始めたんです。東京に来て、服買って、イケてるって最初は思っていました。でも、メイド喫茶って人気が目に見えて分かるんです。可愛い子は写真のオーダーがいっぱいあるけど、その横で自分はずっとお客さんがゼロ。インターネットには「ブス」、「辞めろ」とか書かれたりするように。
それと、周りの子たちが今まで見たことがないレベルで可愛かった。「自分と違う」って衝撃でした。目が大きくて、顔が小さくて。でも、そのときは何が違うか分からなくて、「私は一重だからブスなんだ」って思っていたんです。
――辛辣。二重にした後も少しずつ整形していったんですか?
24歳のときに骨格の位置の修正と埋没の再手術、目尻切開と顎のVラインを作ったり、人中(鼻下から上唇までの溝)も一気にしました。