「主治医が司令塔です。いつ電話がかかってくるかわからないですが、それは患者さんや家族と信頼関係を築いていくうえで重要なことです。いつでも相談できる関係になっていけば、主治医はその家族とともに在宅医療を支える『同志』になれるのです」(同)

 当直チームのほうは、突然、自宅に訪問することになるため、患者・家族からすると「なじみのない人たち」になる。同クリニックで当直に入る看護師はこう話す。「患者さんごとにすでに主治医と信頼関係があり、そのおかげで往診の際にやりやすさを感じることはあります。逆に、統一した対応をしないと不信感を持たれてしまうので、カルテや連絡ノートを使って、クリニックとして対応がぶれないように心がけています」

(取材・文/医療健康編集部・杉村健)

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