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関ジャニ∞の丸山隆平が映画「泥棒役者」で単独初主演を務める。一緒に演じるのはベテランの市村正親。初共演となる2人は互いにどんなことを思ったのか。役柄と同様ハイテンションな2人の笑いの絶えない対談が実現。Reライフマガジン「ゆとりら秋冬号」からお届けします。
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――映画「泥棒役者」で初共演した2人。普段、「イッチー」「丸ちゃん」とお互いを呼び合うほど仲が良く、取材時も和気あいあいとした雰囲気。共演をしてみてお互いの印象は?
市村:丸ちゃんはまじめですよ。浮ついたところがなくて、見た通りかな。けっこう裏表がある人も中にはいるじゃないですか。でもそういうところがなくて、ピュアな人だなと感じました。上げておいたぞ(笑)。
丸山:イッチーは、こんなにポップな大先輩でいいんですか、という感じです。映画を撮るとき、初めは緊張していたんですよ。でも、楽屋でも市村さんが自ら動いていい雰囲気を作ってくださって、台本読みが始まったり、現場を華やかにしてくださったり。だから僕は役に集中できた。お父さん的でもお兄ちゃん的でもある存在です。
市村:クランクイン前に、名古屋の味噌煮込みうどんのお土産を持って、丸ちゃんのうちに行って、読み合わせしたんだよね。
丸山:すごくこまやかな気づかいもしてくださるけど、それが当たり前という感じで、特別じゃないから、こっちも気を使わずに現場に立てました。恵まれた現場でした。
市村:この映画に入る前に、丸ちゃんが演じた舞台「マクベス」を見たんですよ。僕も「NINAGAWA・マクベス」をやっているから、「関ジャニ∞がマクベス、どの程度のものか。俺に張り合うのか」ってね(笑)。丸ちゃんとは役も同じでした。「俺の人生は黄ばんだ枯れ葉となって、風に散るのを待っている」ってセリフがあるんだけど、お客さんが聞いたら、若い丸ちゃんよりは僕が言うほうが、実感がわくかもしれない。でも、木というのは幹が強くても、若くっても、秋には枯れ葉として散っていくわけだから、丸ちゃんらしいマクベスを見せてもらった。同じマクベスの役で苦労した人間同士という意味で、仲間意識がありますね。