【打点王】
過去3年で2度の打点王を獲得している中田が大本命。100打点超えでの快挙達成をタイトルで飾れるか。中田を追うのが、13年と15年にそれぞれ打点王を獲得している浅村、中村剛と、昨年103打点を記録しているメヒアの埼玉西武勢か。昨季打点2位の内川(106打点)も、もちろん有力候補となる。レアード、ウィーラー(東北楽天)など、各チームでクリーンアップを任されている外国人選手も可能性はあるが、いずれにしても上位打線の出塁率が、このタイトルには重要な要素であることには変わりない。
【盗塁王】
過去10年間で40個以下でのタイトル獲得は1度しかないだけに、ハイレベルの争いが期待できる。10年まで4年連続の片岡易之(元埼玉西武、現在は治大で巨人)、10、11年の本多雄一以降は、毎年顔ぶれが変わっているのも、この部門の特徴だ。昨年は糸井嘉男(当時オリックス)と金子侑司(埼玉西武)が53盗塁でタイトルを分け合ったが、糸井はセ・リーグの阪神に移籍した。その前の3年間は陽岱鋼、西川遥輝、中島卓也と北海道日本ハム勢が独占しており、昨季41盗塁の西川は今季も最有力候補の1人だ。俊足ぶりを考えれば、オコエ瑠偉(東北楽天)あたりにも期待したいが、こちらはまず一軍定着することが必要となる。