上海の「大江戸温泉物語」では「千と千尋の神隠し」が上映されていた(読者提供)
上海の「大江戸温泉物語」では「千と千尋の神隠し」が上映されていた(読者提供)
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 日本の人気スーパー銭湯、大江戸温泉物語が”パクり騒動”で揺れている。12月中旬、中国・上海で「大江戸温泉物語」が開業したと現地で話題になった。

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 だが、12月22日に“本家”である日本の大江戸温泉物語が、公式ホームページ上で「関係ありません」と真っ向から否定すると事態は急変した。さらに翌日には、上海側が「いや!きちんと契約している!ほら!」と言わんばかりに、契約書などの書類を中国のSNS上で公開した。

 上海の大江戸温泉物語の運営会社は「上海江泉酒店管理有限公司」。大元の会社は「豊収日グループ」という上海を中心に飲食チェーンを展開する大手企業だという。

 渦中の上海の“大江戸温泉物語”の内部はいったいどうなっているのか、現地を訪れた人に感想を聞いたほか、内部の写真も提供してもらった。

 上海の“大江戸温泉物語”は上海市中心部からやや離れた北の郊外にある。地下鉄駅から徒歩圏内だ。クリスマスでにぎわう12月25日に訪れた現地在住者はこんな感想を口にする。

「着いたら、行列ができてました。内部に入ると、くまモンコーナーがあって、グッズが並んでたり、本城が飾られていました」(上海在住20代男性)

 このくまモンのぬいぐるみは、上海の貿易会社を通した正規品なのか、日本語のタグがついていたという。

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