発売される馬券は「枠連」「WIN5」を除いた「単勝・複勝・馬連・馬単・ワイド・3連複・3連単」の7種類。オッズは独立プール方式で日本国内独自のオッズになるため、なじみのある日本馬を中心とした馬券が人気になることが予想される。

 欧州の芝2400mのチャンピオンを決める凱旋門賞は今年で95回目。欧州圏外の優勝例はなく、日本馬は過去にのべ19頭が挑戦したが、1999年のエルコンドルパサー、2010年のナカヤマフェスタ、12年と13年のオルフェーヴルが記録した2着が最高である。

 今回、日本馬の悲願達成に挑むマカヒキは、5月のG1日本ダービーや現地前哨戦のG2ニエル賞を勝利するなどこれまで6戦5勝。優勝を逃した1戦もG1皐月賞の2着と、近年最強世代とうたわれる3歳世代の代表であり名馬だ。現在はJRA所属騎手となったが、フランスでもトップジョッキーとして名をはせたクリストフ・ルメール騎手をパートナーとし、本番が近づくにつれて現地での評価も徐々に高まっている。

 英大手ブックメーカーのオッズでは、3月のG1ドバイシーマクラシックで日本のドゥラメンテを下した英国のポストポンド(牡5歳)が1番人気で、マカヒキはこれに次ぐ2番人気となっている。

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