ターゲットとしてメディアで報じられているのは前線の選手が多く、セリエBのペスカーラに所属するFWジャンルカ・ラパドゥーラを筆頭に、ユベントスのFWアルバロ・モラタやデポルティボのFWルーカス・ぺレスの名が取り沙汰されている。層の薄いセンターバックも補強重点箇所で、期待外れに終わった不発戦力を処理しながら、総勢7~8名の大型補強を敢行しても不思議ではない。
もちろん岡崎としても、ポジション争いは今季より激しくなるのは間違いないだろう。しかも、ライバルになるのは先に挙げたようなストライカーだけではない。
レスターにおける日本代表FWの役割、つまりCFのやや後方で攻守に動き回る「セカンドストライカー」のポジションから考えれば、攻撃センスに長けて守備もこなすMFも、ライバルになる公算は大きい。
折しも、英紙『サン』は「ラニエリ監督がスウォンジーに所属するMFギルフィ・シグルドソンの獲得を望んでいる」と報じた。報道によれば、移籍金1500万ポンドを投じる準備があり、スウォンジーのフランチェスコ・グイドリン監督も「ギルフィに興味を持っているクラブが複数ある」と明かしている。
アイスランド代表として欧州選手権にも出場するシグルドソンはスウォンジーでトップ下を務め、今季は11ゴールをマークした。とくに今年に入ってからは9ゴールと好調で、得点力とパスセンスのほか守備能力も高い。しかも、「移籍金が3000~4000万ポンドのスター選手は欲しくない。チームの輪を乱さず、うちの選手と同じスピリットを持つプレーヤーが好ましい」と補強方針について語るラニエリ監督の見解にも合っている。