フィギュアスケートのグランプリシリーズ・NHK杯の女子ショートプログラム(SP)が11月27日、長野市ビッグハットで行われ、宮原知子がトップに立った。浅田真央は4位発進となった。
浅田は最終グループの最初の滑走者として登場した。軽快な曲にのせて滑り始めるも、冒頭のトリプルアクセルで転倒。続くコンビネーションジャンプは成功させるも、最後に控えたトリプルルッツはシングルになってしまった。
得点は62.50点。この時点では暫定でトップに立つも、後に控える選手に抜かれ、最終順位は4位となった。
浅田は演技を次のように振り返る。
「自分ではあまり納得していないです。(トリプルアクセルは)入りは悪くないと思ったんですが、着氷が甘かったという感じがしました」
明日のフリーに向けて「たくさんの経験をしてきているので、気持ちを切り替えてがんばりたいです」と前を向いた。
一方、最終滑走者の宮原は「今シーズンの試合では1番いいショートができたと思う」と話すように、全てのジャンプを成功させ69.53点の高得点。世界選手権銀メダリストの実力を存分に発揮し、首位発進となった。
男女のシングルの順位は、明日28日のフリーで決定する。
(ライター・横田 泉)