女優・堀北真希と俳優・山本耕史の結婚。その意外な組み合わせ以上に世間を騒がせ、多くの人にドン引きという名の衝撃を与えたのは、山本耕史の熱烈すぎるアプローチだ。
しかし、筆者は世間の反応の方に驚いた。これまで「粘り勝ちは男の特権」「男は粘らないともったいない」と、電話相談でも恋愛コラムでも常に伝えてきた身としては、山本耕史がしつこくした理由も、それを受け入れた堀北真希の気持ちも、普通に納得できたからだ。
「女性心理解説編」では女性心理の面から、なぜ粘った方がいいのかを解説した。「実践編」では具体的にどんな点を注意しながら、しつこく粘るといいのかを提言する。
あなたをストーカーとは呼ばせない!
●心の隙アンテナ
山本耕史にドン引きという人は、「嫌がっているのにしつこく迫ってくる」状況を想像してのことだろう。確かにそれは誰にとっても不快だ。
では堀北真希はどうだったのだろう? どうも本気で嫌がっていたとは思えない。山本耕史はそれを見抜いたからこそ、あそこまでしつこくできたのだろう。
ストーカーと呼ばれるか熱烈求愛になるかの分かれ道。それは、相手が「100%嫌なわけじゃない」と気づけるかどうか。1%の隙を察知するアンテナを持っているかどうかだ。
と言うと、「そんなの気付けねーよ!」「そんな能力があったら苦労しないわ」と思うかもしれない。もっともだ。これは万人に備わっている能力ではない。