42歳での電撃結婚。そして伝説の高齢出産から2年。母として、女優として、ますますパワーアップした水野美紀さんの連載「子育て女優の繁忙記『続・余力ゼロで生きてます』」。今回は、新型コロナウイルスの影響についてお伝えする。
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うおおお、予想外!
3月は予想外だらけ。コロナウイルスの収束はまだ見えないし、天気は不安定で都心に雪降るし。「浦安鉄筋家族」の撮影は忙しいし。
いま、今年一番バタバタしている。
そしてちびには、ばんそうこうブームがきている。
コツンとどこかしらぶつけては、
「いたいよーいたいよーばんそうこうはって」
と駆け寄って来るので、
「はいどーぞ」
とマイムでばんそうこうを貼ってあげると、
「なおったー」
と喜ぶ。
これが最近のお気に入り。
ぬいぐるみに話しかけ、
「いま、はってあげるからね」
と、マイムではってあげたりもしている。
わたしが椅子に足の指をぶつけて痛がると、
「ばんそうこうはる?」
夫が「お腹いたい」と言うと、
「ばんそうこうはる?」
お皿にヒビが入っても、
「ばんそうこうはろうね」
万能エイドなのである。