昨夜は、ちびの手の親指に小さな切り傷があるのを見つけて、夫が本物のばんそうこうを取り出すと大喜び。
貼ろうとすると、「こっちがいい!」と逆の手を出す。
「お怪我してるのこっちでしょ?」
と言っても、
「こっちがいい」
「お怪我したところに貼るのよ?」
と言うと、
「こっちにおけがした」
と言い出す。そこまで言い張るならと、
「どこお怪我したの?」
と、ちょっと乗っかってみる。
するとちびはちょっと考えて、
「あのね、ここ、ちょっときれたの」
とさらに押してくる。
「どこできったの?」
「あのね、うどんできったの」
「え!? うどんで切ったの?」
予想外。
ばんそうこう貼って欲しさに必死である。
夕飯ですすったうどんが咄嗟に頭をよぎったにちがいない。
キンキンに角の立った讃岐うどんを勢いよくすすって手を切る、そんなマンガの一コマが私の頭にはよぎったのであった。
【書籍『水野美紀の子育て奮闘記 余力ゼロで生きてます。』発売のお知らせ】
『水野美紀の子育て奮闘記 余力ゼロで生きてます。』をご愛読くださり、ありがとうございます。たくさんの皆さまから本連載への反響の声、ご要望をいただきまして書籍化しました! ★Amazonで絶賛発売中!