※写真はイメージです (Getty Images)
※写真はイメージです (Getty Images)
この記事の写真をすべて見る

 今年25周年を迎えるアイドルグループ・V6でリーダーを務める坂本昌行さん。25年の歩みの中で、メンバーとの関係性も変わってきたそうで──。Jr.時代からデビュー秘話、プライベートまで、作家の林真理子さんが迫ります。

【写真】V6が週刊朝日の表紙を飾った!

前編/V6坂本昌行、最初はSMAPのメンバーだった? “ジャニーズ苦労人”秘話】より続く

*  *  *

林:この間、30歳でまだJr.をやってる人のドキュメンタリーを見ました。

坂本:ああ、いますね。

林:普通は、Jr.は20歳で卒業するんじゃないですか。

坂本:そうですね、ほぼ。中にはそうじゃない人もいます。

林:坂本さんは苦労人と言われてますけど、20歳のとき一回ジャニーズをおやめになって、社会人を経験なさったんですよね。

坂本:よくご存じですね。いろいろ悩むことがあって一度やめたときに、「こういう世界から離れて、俯瞰して見るのもいいんじゃないか」と言う方がいて、ちょっとサラリーマンをやってみようかなと思ったんですね。それもある意味ラッキーでしたけどね。

林:そのあと、「戻りたい」と言ったら、「いいよ。あしたおいで」みたいな感じだったんですか。

坂本:まさにそうですね。

林:えっ、ほんとに?

坂本:さすがに連絡するのも申し訳ないというか、どうしていいかわからなかったので、当時、唯一電話番号を知っていた国分太一に連絡をして、「戻りたいんだけど、ちょっと口をきいてくれないか」と言ったら、その翌日、すぐジャニーさんから電話がかかってきて、「野球大会の仕事があるからおいで」って言われて。

林:待っていたのかもしれないですね、ジャニーさん。

坂本:どうなんですかね。怒られると思って、それを覚悟で電話したんですけど、それは一切なく、ずっとジャニーズにいたような感じで「いいよ。おいで」って言われて、びっくりしたというか、拍子抜けしたというか。

林:そしてまたレッスンを受け始めたんですね。ブランクは感じました?

次のページ