しかし、ちょうどその頃、桑子アナを取り巻く周囲の状況にも変化があったという。エースアナの座を脅かすかのように、「後輩アナの存在が局内でも大きくなってきていた」と前出のNHK局員は話す。
「NHKの方針として和久田を推す流れが本格化してきたのが、ちょうど昨年の春頃。より彼女を生かすために『ニュースウォッチ9』に異動させる話が浮上しました。桑子はプライドが高いタイプではありませんが、売れっこアナほど周囲の微妙な空気に敏感になるもの。NHKへの愛着は人一倍強いだけに、今後のアナウンサー人生について考えるきっかけになったのかもしれません」
仕事の悩みや不安を抱えた桑子アナを支えたのが、小澤という存在だったのかもしれない。
また、今回の熱愛騒動で注目が集まるのは、桑子アナの今後の進路。以前からフリー転身へのうわさは根強かったが、もし小澤と結婚まで進めば、退社からフリーへという流れも現実味を帯びそうだ。
「花形のニュース番組や紅白の司会をこなし、正直、NHKという枠の中での仕事はやり尽くしたといってもいいでしょう。知名度は抜群ですし、ニュースからバラエティーまでこなせる実力派として、フリーとなれば争奪戦が繰り広げられるのは間違いありません。年齢的にも今が売り時と判断してもおかしくない」(女子アナウオッチャー)
偶然にも、週刊誌報道の翌日は新型コロナウイルス対策でリモート出演となった桑子アナ(写真参照)。スタジオの男性アナから『桑子さん、お元気ですか?』という問いかけに『はい、元気にやっています』と微妙な笑みを浮かべ答えた。
どこか元気がなさそうに見えたのは、気のせいだと思いたいが……。(島本拓)