それは、結果的に母親との関係も悪化させてしまうことになると僕は思っています。

「子供が世間からの誹りを受けたり、悩んだり苦しむことを考えると大変申し訳なく」とゆかりさんは書きます。

 息子さんがどんな人と出会い、何を言われるかは分かりません。でも、日本でもシングル・ペアレントが珍しくなくなって来ました。軽率なことは言えませんが、だんだんと理解は広まっていくんじゃないかと期待します。

「あなたのことが大好きで、幸せになりたいから、ママはあなたと二人で住むことを選んだの」という思いをちゃんと伝えれば、子供はきっと理解してくれるんじゃないでしょうか。

 世間で子供が何かを言われたとしても、「自分は母親に愛されている」という確信と「二人で住むことがベストチョイスなんだ」という母親の判断に対する信頼があれば、子供は大丈夫だと僕は思います。

 大変でしょうが、どうか負けないで。ゆかりさんの一日一日を応援します。

■本連載の書籍化第2弾!『鴻上尚史のもっとほがらか人生相談』が発売中です! ★Amazonでも予約受付中!

暮らしとモノ班 for promotion
大人のリカちゃん遊び「リカ活」が人気!ついにポージング自由自在なモデルも