料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみでひとやすみ」。今回は「みょうがの甘酢漬けおむすび」。
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みょうがの季節。この時期は常備菜として「みょうがの甘酢漬け」を作っておくと便利です。おむすびからサラダまで、幅広く活躍してくれますよ。
まず甘酢を作りましょう。酢、砂糖、塩、水を鍋に入れて軽く沸騰させるだけです。そしてそこに、縦半分に切ってから湯通ししたみょうがを入れます。みょうがは、甘酢が淡いピンク色になるまで1時間以上漬けてくださいね。
このみょうがの甘酢漬けは、お好みの分量をみじん切りしてください。そして炊きたてのごはんにみょうがと白炒りごまと甘酢小さじ1を混ぜ合わせ、三角おむすびを作りましょう。
最近は手が汚れないようラップでごはんをくるんで、おむすびを握る方も多いとか。私は昔ながらの方式です。手をよく洗ってから指先にちょっと塩をつけて、素手で握っています。
このおむすび、大葉でくるんで食べてもおいしいですし、あるいは、みょうがと共に大葉の千切りをごはんに混ぜてもおいしいです。初夏の爽やかな香りを存分にお楽しみください。
(構成/赤根千鶴子)
■みょうがの甘酢漬けおむすび
【材料】(おむすび約4個分) 炊きたてごはん茶碗約3杯、白炒りごま大さじ1、A(<甘酢の作りやすい分量>酢50ml、砂糖大さじ2、塩小さじ1/4、水50ml)、みょうが3個、大葉適宜
【作り方】(1)鍋にAの材料をすべて入れ、軽く沸騰させてから火を止める。(2)みょうがは洗い、縦半分に切る。(3)鍋に湯を沸かし、(2)をさっと湯通しする。(4)(1)に水気を切ったみょうがを1時間以上漬け込む。(5)炊きたてのごはんにみじん切りしたみょうが、白炒りごま、甘酢小さじ1を合わせ、三角おむすびを作る。大葉を敷いた皿にのせる。
【ワンポイントアドバイス】湯通ししたみょうがは、甘酢の色がピンクになるくらいまで漬けておく。
※週刊朝日 2020年7月3日号