なお今年は新型コロナウイルスの影響で欧州競馬も日程が例年からかなり変更されており、本来は3歳馬も参戦可能なエクリプスSが今年は古馬限定になるなどしたため、まだ世代間の力関係がはっきりしていない。7月末の英G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスや、昨年は3歳のジャパンが勝った8月のG1英インターナショナルステークスなどが3歳馬にとっての試金石となる。

 日本馬の参戦予定が少ないのは残念ではあるが、エネイブルが史上初の3勝目を挙げるのか、ガイヤースらがそれを阻むのか、ラブが新女王に即位するのか、ディープインパクト産駒ファンシーブルーが歴史に名を刻むのか。見どころはたくさんある凱旋門賞になりそうだ。(文・杉山貴宏)

暮らしとモノ班 for promotion
2024年の『このミス』大賞作品は?あの映像化人気シリーズも受賞作品って知ってた?