原田加菜
―もはや「キムタクオタク」。いや、「日本で最もキムタクを見ている男」と言っても過言ではないですね。そんな元木さんからみて、お気に入りのシーンはありますか？
ドラマ『プライド』のアイスホッケーのシーンです。ゴールを決めた後に客席の竹内結子さんに向かって「今の見てたか」というジェスチャーをするんですが、かっこよすぎて衝撃を受けました。少し前だと『グランメゾン東京』でバイクに乗りながら後ろ姿で“三ツ星”ポーズをとる木村さんですね。木村さんは言葉を使わずに演じるのがうまいんです。
―今後、木村さんに挑戦してほしい役はありますか？
お笑い芸人の役とか見てみたいですね。師匠は明石家さんまさんで。ちなみに僕はモノマネのときに衣装が必要なので、衣装が高価過ぎる役は少し怖いですね。アイスホッケー役のときはプロテクターやスティックなどで30万円以上かかりました。次が宇宙飛行士役だったら、宇宙服どうやって用意しよう、、、（笑）。
―ときに木村さんは「何を演じてもキムタク」と評されることもありますが、木村さんの演技力をどう評価しますか？
僕なんかが言える事じゃないんですが、作品によって演技は違いますよ。例えば『教場』や『華麗なる一族』を見た上で『人生は上々だ』とか『ロンバケ』とかを見ていただきたい。全然違いますよ。毎回違う木村さんの魅力が伝わってきます。
―2016年のSMAP解散の一報を知ったとき、どう思いましたか？
びっくりしました。衝撃ですよ。悲しさもありましたが、仕方がないとすぐに受け入れました。青春時代から憧れて、今まで「ものまねSMAP」としてモノマネをさせていただいているので感謝しかないです。
―解散で仕事に影響はありましたか？
「ものまねSMAP」として、今までなかったお仕事が増えました。結婚式でSMAPファンの新婦さんへの慰めのサプライズとして呼んでもらったり、ファンの500人規模の交流会に呼んでいただけたり。ご本人の変わりにはなれませんが、僕らのパフォーマンスで少しでもクスッと笑ってもらえればうれしいです。
―元木さんは最近YouTubeを始めたそうですね。
コロナで時間を持て余したのをきっかけにやってみようと思いました。夢は大きくモノマネを使ったスケールの大きい企画をやりたい。最終的には木村さんとマックの大食い対決が出来ればと（笑）。
―最後に木村さんに伝えたいことはありますか？
拓哉、チャンネル登録よろしくね（キメ顔）。すいません！
■プロフィール
もとき・あつし／お笑い芸人。1983年生まれ。香川県出身。04年コント芸人としてデビュー。08年からモノマネ番組にてSMAP・木村拓哉さんのモノマネを開始。15年発売SMAPシングル『ユーモアしちゃうよ』PV内で木村拓哉さんほかSMAPメンバーと共演を果たす。2020年、YouTubeチャンネル「キモタク」を開設。
（聞き手・原田加菜）
西崎彩智
ゲッターズ飯田
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