左から松丸亮吾、田中みな実(写真は松丸=共同通信、田中=朝日新聞社)
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 謎解きブームの立役者で、現役東大生の松丸亮吾が8月30日放送の「おしゃれイズム」(日本テレビ系)に登場した。今年上半期のテレビ番組出演本数ランキング・ブレークタレント部門では、お笑い第7世代の芸人たちに混じって堂々の3位。だが、先にブレークしたメンタリストの兄・ DaiGoからこんな皮肉を言われたという。

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「最近、よくテレビに出てるね。ただ、テレビで終わる人間になったら大変だからな」

 また、東京大学に合格した際には「おめでとう。ただ、お前が勝ったのは学歴だけだからな」というLINEが来た、とも。

 ちなみに、DaiGoは慶應大学出身。亮吾が東大を目指したのも、兄に勝ちたいという思いが大きかった。2年前、初の兄弟共演となった「深イイ×しゃべくり」(日本テレビ系)でも、こんな話をしていたものだ。

「DaiGoへのコンプレックスがいちばん強いですね。『お前、DaiGoの弟なんだって。メンタリズム、やってみてくれよ。スプーン曲げてみてくれよ』みたいに言われて。まわりがDaiGoの弟として僕に接するようになった。僕が何か成し遂げないときっと僕のことをみんな気にしてくれないんだっていうのを、一個、挫折を味わったというか。僕のなかで意地でしたね」

 DaiGoがメンタリストとしてブレークしたのは2011年前後で、当時、弟は十代なかば。有名になった兄へのライバル意識が東大合格、さらには「謎解き」という別のブームを起こすことにつながったわけだ。

 とはいえ、こじらせ具合は兄のほうがひどかった(?)ようで、こんなツイートをしたことが。

「兄と違って優秀で性格も真っ直ぐないい子です。みなさん弟をよろしく。ただの暗記問題より、ビジネスに活かせる発想力は群を抜いているはず」

 また、ニコ生で「僕がいじめられなくて真っ直ぐ育ってたら、こんなふうになってました」と語ったこともある。前出の「深イイ×しゃべくり」でも、

「いちばんすごいと思うのは人と組んでるのが、チームを作ってやっていけてるのがすごいと思います。僕は無理でした」

 協調性の高さを羨望していた。これに対し、亮吾は謎解きという作業自体、チームでないとできないと指摘。「その問題を作った人は(自分で)解けないから」問題の良しあしを確かめるためにも信頼できるチームが必要だと説明していたものだ。

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