タイプ1の子宮体がんは通常、IA期で発見できれば、開腹することなく、負担が少ない腹腔鏡や手術支援ロボット(ダビンチ)による手術を受けられる可能性が高い。術後の判定で再発のリスクが低いと判断されれば、術後の薬物療法が不要になることが多い。また、5年生存率も90%以上と高い。
子宮体がんの手術については、週刊朝日ムック『手術数でわかるいい病院2020』で、全国の病院に対して独自に調査をおこない、手術数の多い病院をランキングにして掲載している。ランキングの一部は特設サイトで無料公開しているので参考にしてほしい。
「手術数でわかるいい病院」
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子宮体がんの自覚症状である不正出血は、早い段階であらわれる。少しでも不正出血があったら婦人科を受診し、子宮内膜細胞診とともに超音波検査を受け、子宮内膜の厚みや状態をチェックしてもらおう。(文・別所文)
<取材した医師>
神奈川県立がんセンター婦人科部長 加藤久盛医師
がん研有明病院婦人科部長 金尾祐之医師
※週刊朝日 2020年9月25日号