
「幸福はお金で買えない」
ソフトバンクのウラディミール・バレンティンの“意味深投稿”が話題を呼んでいる。
三流ドラマの台詞か。何時ぞやのクレジットカード会社CMか。
9月29日、時代遅れのようなクサイ発言がバレンティンのインスタグラムに投稿された。一般人なら何でもない発言だが、悩める強打者のものとなると穏やかではない。しかも前所属球団ヤクルトのユニフォーム姿とあっては、野球界が騒然となるのは当然だ。
「ヤクルト時代の画像まであげていて軽率などという次元ではない。結果が出ない自責の念もあるだろうが、プロ野球選手という『公人』の立場としては考えられない行動。ソフトバンクの管理能力にも疑問符が付く大問題。ヤクルト時代の画像を無許可アップしていたら、肖像権問題などにもなりかねない」(在京テレビ局スポーツ担当)
バレンティンは11年からのヤクルト在籍9年間で288本塁打を記録した右の大砲。11年から3年連続本塁打王を獲得し、13年には王貞治氏の持つ55本のNPB歴代最多記録を大きく更新するシーズン60本塁打を放った。
19年中に国内FA権を獲得したが、球団は自由契約公示。最終的にソフトバンクと契約を交わした。
2年総額年俸10億円ともいわれる好待遇で期待されていたが、今シーズンはここまで打率1割台と絶不調で2軍生活を送っていた。
「FA権行使の場合、他球団と契約した場合には年俸が据え置き、ならびにヤクルトへの補償というルールがある。行使せず自由契約となれば、他球団と自由に交渉できる。ヤクルトが好条件を提示すれば残留する可能性もあったが自由契約となった。バレンティンはルールをうまく活用してソフトバンクとの高額契約をまとめた。最初からビジネスの意識が強かったということ」(ヤクルト担当記者)
高額の年俸を手にしたバレンティンだが、ヤクルト時代は『自由』を与えられていた。練習メニュー等も本人に任されている部分も多く、コンディションによっては休養日なども準備された。