「クレジットカード情報と紐づいたスマホの専用アプリを使い、店を出入りするだけ。財布を取り出す瞬間は一切ない。レジに並ぶ必要がなく非常にスピーディー。アマゾンは2月から生鮮食品を扱う無人スーパーも始めました。複数のAIカメラを駆使してバーコードもチップもないバナナを正しく認識します。あまりに便利で、この流れは止まらないでしょう」
AGは2021年に最大3千店舗の出店を目指すという。日本市場より動きがダイナミックだ。
「たしかに日米の企業では資本力やスピードに差がありますが、日本では日本の事情に合わせた無人コンビニが発達するでしょう。良いシステムさえ作れば、社会システムの似た韓国など他国へ進出する可能性も秘めている。アマゾンとすみ分けできるでしょう」(中島氏)
(桜井恒二)
※週刊朝日 2020年11月13日号

