<中堅手>


■金子侑司(西武)

 2016年、19年と2度の盗塁王に輝いた堅守俊足の外野手。今季はメジャーに移籍した秋山翔吾に代わる不動の「1番・センター」を期待されたが、開幕延期となって自粛ムードだった3月に「六本木合コン」を報道されると、シーズン開幕後も物足りない働きで、出場86試合、打率.249、3本塁打、21打点と苦しんだ。昨季41個をマークした盗塁数も14個と大幅に減少し、推定年俸1億2000万円を考えると、批判的な声が上がっても仕方がない。

<右翼手>
■ブラッシュ(楽天

 特徴的な打撃フォームから強烈な打球を飛ばす助っ人砲だったが、今季は打撃不振で打率も打球も上がらず。3番打者としての働きを見せられないまま、首を痛めて8月8日に登録を抹消されると、出場37試合で打率.235、2本塁打、18打点という物足りない成績でシーズンを終えた。来日1年目の昨季は、打率.261、33本塁打、95打点と働いたが、2年目は大きく期待を裏切ってBクラス転落の要因にもなった。このまま退団することが濃厚となっている。

<DH>
■バレンティン(ソフトバンク

 9年間プレーしたヤクルトから移籍加入。日本人扱いとなった中で大爆発が期待され「4番・DH」で開幕を迎え、6月25日の西武戦、7月2日の日本ハム戦と1試合2本塁打を放った試合もあったが、あまりに確率が低く、打率が1割台に低迷。8月下旬に二軍に降格すると、その後は調子が上がることなく、ポストシーズンも出番なしに終わった。今季成績は60試合で打率.168、9本塁打、22打点。2年総額10億円(推定)の価値には値しなかった。

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