自民党の若きホープ、小泉進次郎氏(31)の地元・横須賀市は100年以上にわたって小泉家が議席を守る「小泉王国」だ。そんな名家に“激震”が走ったのは、2月17日のこと。進次郎氏の「いとこ」にして、純一郎元首相の「おい」である小泉力也容疑者(29)が、地元でホストクラブを無許可営業していたとして、風営法違反容疑で逮捕されたのだ。
小泉家は首相を輩出した名家ながら、“やんちゃ”な家風でも知られる。進次郎氏の曽祖父・又次郎氏は逓信大臣などを歴任しながら、背中に龍の彫り物があり、「入れ墨大臣」「入れ墨又さん」と呼ばれていた。防衛庁長官などを務めた祖父・純也氏は、又次郎氏の一人娘とかけおち同然で結婚し、後に婿養子になった。
力也容疑者は、純一郎元首相の弟で、議員秘書を務めていた正也氏の長男にあたる。小泉家をよく知る人物が言う。
「正也さんは“遊び人”タイプで、この界隈の飲み屋でよくカラオケを歌っていますよ。ベンツのワゴンに乗ったり、グッチのマークが入ったブルゾンを着たり、見た目も派手。でもどちらかといえば、力也くんは母方のタイプなんじゃないかな。地元で不動産業などを営む名家で、自宅は奥さんの実家の敷地内にあり、正也さんはいわば『マスオさん』。それも小泉家以上に“とっぽい”家風なんです。力也くんは前に別の店で働いていましたが、ホストを始めたときに母親と祖母は『日本一のホストになれ』と応援したそうです」
※週刊朝日 2013年3月8日号