――プライベートでは、奥さんとの夫婦仲はいいんですか?

細野:そうですね。うちの妻は政治の世界とは無縁の人だったから、こんなはずじゃなかったと思っているかもしれないですけど。一緒にいられる時間も限られているので、意識的に「この日の夜だけは仕事を休んでご飯を食べに行こう」というようなことをしています。あとは、私の趣味に関心を持ってくれるので、一緒に落語を聞きに行ったりしています。

――一緒に趣味を楽しめるなんてすてきですね。

細野:お互いに好きな落語家がいるので、妻の好きな落語家を私も好きになったりします。ただ、私は落語を見ても「このマクラはあいさつで使えるな」とか「政治の世界に例えるとこういうことだ」とか仕事につなげて考えてしまうので、もっとプライベートを楽しめるようになりたいと思います。

■“厚かましく”子どもや若者の未来のために

――最後に、議員としてはこれからどうなりたいと考えていらっしゃるか教えてください。

細野:私は一言で言うと厚かましいんです。これだけ長く野党にいて、自民党に入るのは相当厚かましいことなんです。だからあまり大きなことは考えていなくて、例えば、児童虐待とか子どもの貧困の問題などはあまり票につながらないし、お金にならないから他の政治家がやらないんですよね。だからそういう分野で1つでも2つでも結果を出したいと思っています。それから、日本はこれから中国とどう向き合っていくかなど外交安保が大変になってきます。これは若い人や子どもの将来に大きく関わることなので、何らかの形で関与したいと思いますね。

(構成=たかまつなな

※対談は様子はこちらの動画でご覧いただけます。
https://youtu.be/Y3k-Qb0E0cM

◎たかまつなな 1993年、横浜市生まれ。慶應義塾大学大学院政策メディア研究科、東京大学大学院情報学環教育部修了。時事YouTuber、お笑いジャーナリストとして、現場に取材に行き、社会問題を発信している。18歳選挙導入を機に「株式会社 笑下村塾」を設立し、政治を面白く伝えるため、全国の学校へ出張授業「笑える!政治教育ショー」を届ける。「朝まで生テレビ」や「NHKスペシャル」などにも出演し、若者へ政治意識の喚起を促している。

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