「私たちの世代は、自分よりも年下の男性に対しても娘が選んだ人ならば尊敬し、受け入れたいと考えます。相手のいいところを何とか探したいというのが親心というもの。紀子さまのご発言にも、そういった思いがにじみ出ている気がしました」

 その後、週刊誌で小室さん親子の金銭トラブルが報じられ、2018年2月、眞子さま結婚に関する儀式は正式に延期になった。さらに国民が驚いたのは、小室さんが留学のために単身米国へ渡ったことだ。いわば“宙ぶらりん”の状態で、結婚する相手を残していったということ。

 池内さんは紀子さまのお気持ちを推察する。

「私たちの世代は20代で結婚、出産をしている女性が多いので、本人よりも母親の方が娘の年齢を非常に気にします。日本に帰ってきたときに娘は何歳になっているのだろうと、心配なされたのではないでしょうか。30歳を前にして3年間いなくなるなど、一般の家庭の母親ならば相手に詰め寄って問いただしてもいいくらいのことです」

 小室さんが渡米した後の、2018年11月の秋篠宮さまのお誕生日の会見のご発言をふりかえってみよう。紀子さまはひたすら眞子さまを案じているというのがわかる。

「昨年の夏から、様々なことがありました。そして折々に、私たちは話合いを重ねてきました。そうした中で、昨年の暮れから、だんだん寒くなっていく中で、長女の体調が優れないことが多くなりました。そうした状況が長く続き、長女は大丈夫だろうか、どのような思いで過ごしているだろうかと、私は、大変心配でした」

「家族として非常に難しい状況の中にありますが、私は、長女の眞子がいとおしく、かけがえのない存在として感じられ、これからも、長女への思いは変わることなく、大切に見守りたいと思っております」

 この会見で秋篠宮さまは、「問題をクリアするということ」が必要だと強調され、多くの人が喜んでくれる状況にならなければ、婚約に当たる納采の儀を行うことはできないと明言された。当然、その後の小室さん側の対応に注目が集ったわけだが、2019年1月、マスコミ各社に小室さん側から文書が送られてきた。そこには、次のような一文が書いてあった。

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紀子さまの文書の「できる限り」の意味とは