長引くこの状況に文句ばかり言ってないで、夢を描こうじゃないかと言っても、“コロナが終息したならば”って、“17歳の頃の将来の夢”みたいだなぁって思える。17歳に将来の夢は? って言われて、小さい子どもの夢ではないから現実的にはなるんだけど、でも将来を見据えるにはまだまだ、進学か就職か、この先何を本当にやりたいのか、その夢に突き進んでいいのか? 自分たちの17歳を振り返っても何にも決められなかった。緊急事態宣言は延長されてもいつか解除されるかもしれないけど、コロナの終息ってハッキリ言ってまだまだずっと先のことだから、アフターコロナの夢も描けないよねぇ……。
ずっと気になっているのが、菅総理にしても小池都知事にしても、緊急事態宣言に関してのその言い方! 小池都知事はあの手この手で伝えようとしているけど、パフォーマンスが下手というか、お願いが全く届いていない。緊急事態宣言においては、本来はお願いされているのになんだか常に上から言われている感じでしょ? それでは全く国民に響かないですよね。
例えば大家と部屋を借りている住人の関係に置き換えたら、ちゃんと家賃を払って住んでいるのに大家から急に命令されても「そんなにうるさく言う所なら出ていくよ!」という選択肢もある。大家と借りている住人は立場としては対等でどっちが上、下ってことはない。家賃を払っていてルールを守っていれば命令という形で言われる筋合いはない。
国に住んでいる人は税金を払って暮らしているのに、緊急事態宣言においては、どうして、そういう言い方するのかね? お願いをするんだったら、“お願いだからこの期間は休んで欲しい。休んでくれた間、少ししか出せないんだけど、2万円出すから。これでなんとか頼む! いま我慢してくれ!”とか、お願いを言えないもんなのか? 何でもそうだけど、何事においても、大事なのは言い方ね。
インド型などの変異株の感染拡大があって、このままだと5月11日までの緊急事態宣言は延長せざるを得ない状況でしょう。緊急事態宣言が延長になるって時にも、言い方は大事になってくると思う。