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今日6月1日は気象記念日です。日本唯一の気象神社で行われた例大祭に参加し、穏やかな天気に恵まれるようにと祈願してまいりました。

今年も無事に気象祭が斎行

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今日6月1日は気象記念日です。青空のもと、日本で唯一の気象の神様が祀られている気象神社(高円寺氷川神社)では、例年通り例大祭(気象祭)が斎行されました。

昨年同様、今年の気象祭も、新型コロナウイルス感染症対策のために神事のみの開催となり、参加者も限られた人数で執り行われました。

神事では、祝詞の奏上や玉串奉奠(たまぐしほうてん)などの儀式を通して、災害のない天候、気象観測の成功や天気予報の精度向上が祈願されました。

気象記念日とは 日本初の気象台で気象と地震の観測を開始した日

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1875(明治8)年6月1日、現在の気象庁の前身となる東京気象台で、気象と地震の観測を開始しました。これを記念して、1942(昭和17)年に当時の中央気象台が6月1日を「気象記念日」と制定しました。

東京気象台が創立してから、約8年後の1883(明治16)年に日本で初めて天気図が作られ、その翌年の1884年(明治17)年6月1日から毎日3回の全国の天気予報がはじまりました。

その最初の天気予報は「全国一般風ノ向キハ定リナシ天気ハ変リ易シ但シ雨天勝チ」でした。「全国的に変わりやすい天気になるでしょう。風の向きは定まらず、雨が降る所も多くなりそうです。」という意味なのですが、現在の天気予報と比べて粗雑な印象を受けます。

その後天気予報は様々な進化をとげ、今では市町村や1時間ごとの天気予報をいつでも当たり前のように確認できるようになりました。

気象記念日を機に防災情報を確認しよう 5月20日から避難情報の運用方法が変わりました

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これから本格的な梅雨シーズンや台風シーズンがやってきます。

5月20日に避難情報の運用方法が変わっていたのはご存知ですか?この機会に、防災情報を確認しましょう。

避難情報は、5段階の警戒レベルに分けて発表されていますが、住民の行動や避難のタイミングを分かりやすくするために、伝達方法が改訂されました。

新しい情報は以下の通りです。

■警報レベル5:「緊急安全確保」

一番危険なランクの警戒レベル5は、この状況ではすでに安全な避難はできず、命が危険な状況です。

これまでは「災害発生情報」として伝えていましたが、これからは「緊急安全確保」という呼びかけになりました。「緊急安全確保」の発令を待ってはいけません。

※市町村が災害状況を確実に把握できるものではない等の理由から、必ず発令されるものではありません。

■警戒レベル4:「避難指示」

警戒レベル4は、災害の恐れが高い状況で、この段階までに危険な場所から全員必ず避難する必要があります。

これまでは「避難指示」と「避難勧告」に分かれていましたが、これからは「避難指示」のみになりました。

■警戒レベル3:「高齢者等避難」

警戒レベル3は、災害の恐れがある段階で、高齢者や障害のある人は危険な場所から避難しましょう。

これまでは「避難準備」や「高齢者避難開始」という呼び名でしたが、これからは「高齢者等避難」に変わりました。

高齢者等以外の人も必要に応じ、普段の行動を見合わせ始めたり、危険を感じたら自主的に避難するタイミングになります。

下駄型の絵馬に願いを込めて

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気象神社といえば、下駄型の絵馬が有名です。この日も好天を願う沢山の絵馬が奉納されていました。

これから本格的な梅雨シーズンを迎えます。もし今、自然災害が起きたら私たちはどのような行動をすれば良いか、いざという時の避難方法について考え、しっかりと備えをしておきましょう。